V2Hがあれば蓄電池は不要?両者の違いと使い分けを解説

V2Hがあれば、蓄電池は不要ですか?

V2H(ビークル・トゥ・ホーム)があれば、多くの場合は蓄電池を別途設置しなくても、電気自動車を家庭用蓄電池の代わりとして活用できます。
ただし、「完全に不要」と言い切れるかどうかは、ご家庭の使い方や電気自動車の運用状況によって異なります。



V2Hとは何か、蓄電池との違いは?

V2Hとは、電気自動車(EV)に搭載されているバッテリーに蓄えた電気を、自宅で使えるようにする仕組みです。

市販の電気自動車は、多くの場合20〜100kWhほどの大容量バッテリーを搭載しています。
 一方、家庭用蓄電池の容量は一般的に5〜20kWh程度です。

つまり電気自動車のバッテリー容量は、家庭用蓄電池をはるかに上回るケースがほとんどです。

V2H機器を設置することで、この大容量バッテリーから自宅へ給電できるようになるため、「電気自動車+V2H」の組み合わせは蓄電池の代替として非常に有力な選択肢になります。


V2Hだけでは不十分になる場合とは?

V2Hは強力な選択肢ですが、以下のようなケースでは蓄電池との併用が向いています。

  • 電気自動車を毎日または頻繁に外出先へ持ち出す場合
    車が自宅にいない時間帯は、V2Hから給電できません。 太陽光発電からの充電もできないので節電効果は薄く、V2Hもただの急速充電器になってしまいます。

  • 災害時に車を避難に使いたい場合
    停電中に車を給電源にしていると、いざというとき充電が減った状態で避難することになります。

  • 複数台のEVを運用しているわけではない場合
    1台の電気自動車では、毎日の充放電による電池劣化が気になる方もいます。